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みちのく怪談コンテスト、自己ボツ作その1。





さて、2010/09/18/10:30をもって、みちのく怪談コンテストの応募が締め切られました。

・・・なんだか、最終日の駆け込み応募がすごかった模様で。

んで、あたしは、ソッコー書き上げた三作品をしょっぱなに投稿したわけですが。とりあえず、「投稿順」だけは一番。

・・・もちろん、書いたのはあの三作品だけではなく。

当然ながら、書き上げたあと、

「あー、これ、今回は出せないわ」

という、いわゆる、「ボツ」作品もあったわけで。

それらの中から、



「あー、これ、本当に、どこにも出せないわ」



という珠玉の(?)作品を公開していこうかと。

一本目はこれ。



トーホグ人/いわん


「『みちのく』って言うから、てっきり道なんてないと思ってたよ」僕は笑った。

「バカねぇ。そんなことあるわけないじゃない」彼女が笑顔で答えた。

「……それじゃ、さらにみちの奥に行きますか」僕は手にしていた缶コーヒーをボトルホルダーに入れ、エンジンをかけようとした。

その時、

「おめ、『みちのぐには道がね』っていってだが?」

いきなり、車のドアの窓越しに、男から詰問された。

「は?」あまりの事態に、僕は咄嗟に言葉が出ない。

「だがらよ、おめ、『みちのぐには道がね』って言ってたっぺ、って聞いてんだが」

「あ……はぁ」

「……おめら、おれらトーホグ人をバカにしとるだか?」

「あ……いや、バカになんて……」

「いんや」男の目が剣呑になる。「おめはおれらさバカにしとる。見下しとる」

「そんな事ことないですよ。僕ら、先、急ぐんで、それじゃ」面倒なことになりそうなので、話を切ってアクセルを踏んだ。

「なんだ、おめ!逃げる気か!おれらをバカにしくさって、おめは逃げる気か!」

男の怒声から、それこそ逃げるように僕は車を発進させた。



「なんだったんだ、あいつ」

すると、後方から地響きが聞こえてきた。

振り返ると、あの男を先頭に、鍬や鋤を持った屈強な男たちが、僕たちの車目指して走って来るのが見えた。

後ろだけじゃない、左右からも、そして、前からも。

僕たちの車は、数えきれない男たちの集団に囲まれ、そして――





どうだ、これ。「どこにも出せない」だろ、蔑視視点が強すぎて。

個人的には、「いがらしみきおの『ネ暗トピア』テイスト」で書いただけなんだが、どう読んでも、「東北人蔑視話」にしか読めず。

「こりゃー、どこにも出せんね」ということで、応募作にするのを止めました。

・・・ネタとしては、書いた本人はかなり気に入っているんですけどねー(笑)

あの頃のいがらしみきおの絵で8コマまんがで描けるもの。これ。絵が思い浮かぶもの(笑)








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