まぁ、風邪をひいたので、大人しく薬飲んで休んでたのですが、どうにも暇で。
んでまぁ、見てなかったDVDでものんびり見るかな、と。あんまり重そうでない奴を。
んで、見たんですわ。今更ながらに。
これ
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2013/05/22
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まぁ、未完の「天使編」「神々との闘い編」をベースに2時間で収めるのは無理っつー話かな。
ぶっちゃけ、「つまらなかった」んですよね。ストーリーが。というか脚本?が、かな。ギルモア博士に説明台詞を言わせたり。ギルモア博士がすぐに銃を抜いたり。あれ、ギルモア博士のキャラとしておかしいだろ。(最初っから操られてたって解釈もアリかもしれんけどさ)
そもそも、想定しているターゲット層がよくわからんかった。「サイボーグ009」を知らない人には、最初の20分は苦しみでしかなかったんじゃないかな。そのくらい、「何の説明もなし」に話が進む。しかも、ストーリー的な進み方ではなく、「凄いだろ!この映像センス!」的な感じで。必要もないのに(おそらくタクシー呼んだ方が速い)ジェットで空飛ぶなよ。その割に、中盤から「説明台詞」が多い。この中盤以降がぶっちゃけ、つまらないんだよなぁ。「天使編」を知っている人なら、展開はけっこう読めると思う。あと、エンディングは最悪。割とマジで。(あくまでも個人的主観の感想ですが。)
これって、やっぱり、「サイボーグ009」がわかっている視聴者向けに対して、「最初っから9人勢揃い」から始めないとダメだったんじゃないかね。開始10分で全員そろわないと、「各キャラが何に特化している」のかの説明入れたら、尺が足りないでしょ。確執部分も最初から入れておいてよかった。なんで問題解決のために戦っている最中に、確執の「説明台詞」が入るのよ。もうがっくりだ。その確執内容もアレだったし。
ラストの「あのシーン」を思わせる展開で、その期待を裏切った流れは「脚本、やるじゃん!」とか思ったけれども。だからこそ、「あのエンディング」はない。「なんでやねん!( ゚д゚)なにそれ!」って思った。どうせ原作破壊なのはわかっているんだから、あんな無茶苦茶な「ハッピーエンド」にしなくてもよかったんじゃないのかと。(「ハッピーエンド」なのかどうかも分かれる話でもあるんだが、さて、アレをどう捉えるか、だよなぁ)
あ、ちわちわのフランソワーズは悪くなかったです。というか、意外と全体的に、キャラの声は悪くなかった。ジェットとジョーの言い合いはよかったよ。それだけが救いだったかなー。というか、せっかくいい声優に演じさせても、肝心の話の内容がコレじゃあなぁ。
個人的には、ビルが倒れた割に被害が軽微とか(横倒しの力が加わったら、普通に将棋倒しになりますよ、今の超高層ビルでそんなことしたら)、ミサイル打ち込まれたのに六本木ヒルズが倒壊してないとか、アウトレンジからミサイル攻撃しないでドッグファイトするとか、核爆発があったのに衝撃波の後に熱線が来るとか(本来は逆)、岡部いさく先生、考証おかしいっしょ。と思った。考証無しならアニメ的演出でアリだと思うけれど、考証入れてアレなら、ちょっと仕事してない感じ。
・・・って書きながら思ったんだけど、最近の映画って「設定書」だとか「解説書」だとか、いわゆるパンフレット等で「予習してから」見るものなの?あまりにも、そういう「予習がないと見れない」内容に感じたんだよね。そこがとにかく「NG」と判断した部分。まぁ、「原作ありき」の作品は、えてしてそういう内容になりがちだけどさ。