さて、久々の[雑話]です。もう少し推敲する予定だったのですが・・・ごめんなさいm(_ _)m
で、今回は、2月14日付[雑話]、「2.5cmは誤差範囲か否か」の続編。
前回の式で、なんとなく計算できる事がわかったのですが、いくつかの問題点がありました。
単純にいうと、
(正面から見たときの胸部の幅W)≧(バストトップの半径r×4の値)
でなければいけないのですが、カップ値が、ある特定の値を越えると、
(正面から見たときの胸部の幅W)<(バストトップの半径r×4の値)
となってしまい、トップの数値を正しく計算できなくなることがわかりました。簡単にいうと、脇が「直角に」はみ出るので、形が変になる。
で、これを補正する式を考えました。
A式:(正面から見たときの胸部の幅W)≧(バストトップの半径r×4の値)の場合
・r<r0(r0=W/4)<br>
L1=L0/2 + D + 2(r+d) + πr
d=(W/2) - 2r
B式:(正面から見たときの胸部の幅W)<(バストトップの半径r×4の値)の場合
・r≧r0(r0=W/4)
L1=L0/2 + D + 2r0 + πr0 + 2dL
r = r0 + dL
の二つの場合にわけ、B式においては、rを定数r0と置き、
r0=W/4
として、トップの長さL1に、補正値としてdLを追加しました。
つまり、バストトップ半径が身体の幅以上になる場合、横に広げず、前にdL分だけ突き出させる事にしました。
こうすることによって、トップの周回において不連続な箇所がなくなりより現実に近い計算が期待できます。
で・・・これでうまくいくと思ったのですが、その前に、
「A式とB式の境界条件」
を考えないと、どこまでがA式で、どこからがB式を適用すれば良いのかがわからなくなります。
そこで、その境界条件を探すべく、計算する事から始めました。
そしたら、そこでとんでもない事が明らかに・・・(;´д⊂)
<1.前回の式から境界値を求めてみる>
境界値を求めることは、そんなに難しく考えてませんでした。r=r0=W/4として出てきた値がそれですからね。
とりあえず、前回の条件および式を再掲。
- アンダーの形状はRのついた縦横比W-1:D=2:1の長方形とした。R=6(固定値)。幅をW、厚みをDとする。
- バストトップの形状を半径rの半球型として形状近似。
- アンダー:L0= 6D + 12π -46 (例:D=13のとき、L0≒70となる。)
- トップ:L1=(π+2)r + D + L0/2
- カップ値:N = L1-L0
- バストトップの半径:r = (3N +L0 +6π -23)/3(π+2)
- 体積:V=2/3 × (πr*r*r)
4r = 4×(3N +L0 +6π -23)/3(π+2)
W=2D+1
より、Nの境界条件を求める。
L0=70の場合、d=13であるから、w=27。
つまり、バストトップ半径は、 r=6.75。直径13.5cm。
上記式より、
N=(27/4)(π+2)-L0/3+2π-(23/3)
≒10.01
・・・へっ???(°д°)
N=10って、Aカップなんですが、L0=70の場合、それ以上で、もう、前にせり出してくる???
・・・オイオイオイ、いくらなんでも、それはちょっと違うでしょ。
ということで、境界条件を計算する事で、前回の式が、どこかで間違っている事がわかりました。
パラメータが間違っているのか、基礎部分が間違っているかわかりませんが、とにかく、一からヤリナオシデス(;´д⊂)
<2.前回の式の問題点を考える>
これまでの考え方は、
- アンダーの値L0を求める。アンダーは体躯の幅Wおよび厚みDにより決定する。
- カップサイズから、トップとアンダーの差Nの決定する。
- L0およびNから、トップの長さL1が決まる。
- 上記値よりトップ形状を決定するバストトップ半径rを求める。
バストトップ半径rが体躯幅Wを越えない(つまりW=4r0、r0はrのA式とB式の境界値)ギリギリのサイズを考えると、少なくともC程度にならないと感覚的におかしいですね。
「W=4r0」という値が示すのは、
「身体幅の半分と同じ直径の半球がバストとしてそのままくっついている」
という状態です。身体の幅が24cmだとすると、直径12cmの半球が胸についている状態です。ソフトボールよりもデカイ半球です。
(ソフトボールの規格は、一番大きい3号が周回30.48cm。直径が約10cmです)
・・・ふつうにしてても、谷間ができるかと。それがA〜Bってことはないよなぁ・・・。
ちなみに、3号のソフトボールがそのまま球の状態でついているような場合、L0=65で、N≒22くらい。サイズ的には「F」になります。実際には、D〜Eくらいだと思いますが(笑)
・・・話が横にそれました。もとに戻します。
r0は、体躯幅Wによって決定します。また、WはL0によってほぼ決定付けられます。
そこで、L0を決定する体躯の断面形状を見直す事にしました。
以前のL0の条件式は、
- 形状は、Rのついた長方形とする。
- 幅をW、厚みをDとする。また、Rは、R=6(固定値)とした。
- 縦横比はW-1:D=2:1とする。
- L0= 6D + 12π -46 (例:D=13のとき、L0≒70となる。)
そこで、比率をいろいろ変えてみましたが、どうも、Rの適正値が見つからない。こまったなぁ。
Rを小さくすると、単なる長方形になり、形状近似したとは言えなくなってしまう。
頭の中で当たりをつけたRだと、うまくいかない条件が出てきてしまう。
・・・困ってしまいました。
<3.体躯断面形状のパターンを2つ考えて、それぞれ求め直してみる>
これまでのL0は、計算を簡便にするため、角を丸くした長方形でした。
ところがこの形状の場合、角の丸みの値Rの設定によっては、また、おかしな事になることがありました。
例えば、身体の厚みDよりも、丸みの半径Rの二倍の値、2Rが大きい事はあり得ません。(D≧2R)
が、前回の式の場合、Rを固定とすると、L0の値やWとDの比率の取り方によっては、それが起こりえる事がわかりました。
そこで、体躯断面形状の考え方を変え、以下の2つのパターンの形状と想定して、それぞれ計算する事にしてみました。
1)Wを体躯幅、Dを体躯の厚みとし、R=D/2として、矩形に半円がつながっている形状を考え、これを体躯の断面形状とする。
2)Wを長軸、Dを短軸とする楕円を考え、これを体躯の断面形状とする。
この2つのパターンを考え、それぞれの形状の基礎式を導いていくことにしましょう。
1)Wを体躯幅、Dを体躯の厚みとし、R=D/2として、矩形に半円がつながっている形状を考え、これを体躯の断面形状とする。
この形状は、長方形の両端に半円がくっついている形状です。
⊂⊃←こんな感じ。
この時、周回値L0は、
L0 = 2(w-2R)+2πR (R=D/2)
となります。
また、WとDの比率を、
W : D = M : 1
とおき、比率を変えて、計算より導き出された値から、最終的に適正な比率を求めることにしました。
上記条件から、以下の式が導き出されます。
L0 = D × (2M - 2 +π)
→ D = L0/(2M - 2 +π)
W = MD
ここで、
L0=65,70,75
M=1.5,2,2.5
と変化させ、WおよびDを求めました。
これより、様々な体躯形状による値を求める事ができます。
2)Wを長軸、Dを短軸とする楕円を考え、これを体躯の断面形状とする場合。
楕円の周回長の近似式は、
L0=2π√((a*a+b*b)/2)
(a=W/2、b=D/2)
となります。
また、WとDの比率を、
W : D = M : 1
とおき、比率を変えて、計算より導き出された値から、最終的に適正な比率を求めることにしました。
上記条件から、以下の式が導き出されます。
L0 = πD√( (M*M+1) / 2 )
→ D = L0 × (1/π) × √(2/(M*M+1))
W = MD
ここで、1)と同様に、
L0=65,70,75
M=1.5,2,2.5
と変化させ、WおよびDを求めました。
これより、様々な体躯形状による値を求める事ができます。
<4.A式およびB式の適用。>
さて、L0が決定したことから、境界値r0(=W/4)を求めて、A式およびB式の適用条件を計算してみる。
A式、B式は以下の通り。
A式:r<r0(r0=W/4)<br>
L1=L0/2 + D + 2(r+d) + πr
d=(W/2) - 2r
(dは、r<W/4の時に必要なL1の補完値。W=4r+2dより導かれる。)<br>
B式:r≧r0(r0=w/4)
L1=L0/2 + D + 2r0 + πr0 + 2dL
r = r0 + dL
求められた値を抜粋して以下に示します。
1)体躯形状が長方形の短辺が半円形状の場合
各L0、Mに対する見かけ上のバストトップの高さ(横から見たときの高さ)rの値は以下の通り。(Wは体躯幅、Dは身体の厚み。N Limitは境界値となるカップサイズ)
<L0=65>
M=1.5(W=23.4、D=15.7、N Limit:C)
- rA=2.8
- rB=5.0
- rC=7.2
- rD=7.9
- rE=9.2
- rA=4.0
- rB=6.2
- rC=8.4
- rD=8.8
- rE=10.0
- rA=4.8
- rB=7.0
- rC=8.1
- rD=9.3
- rE=10.6
<L0=70>
M=1.5(W=25.4、D=16.9、N Limit:C)
- rA=2.4
- rB=4.6
- rC=6.8
- rD=7.8
- rE=9.1
- rA=3.6
- rB=5.8
- rC=8.0
- rD=8.8
- rE=10.0
- rA=4.5
- rB=6.7
- rC=8.9
- rD=9.4
- rE=10.6
<L0=75>
M=1.5(W=27.2、D=18.1、N Limit:C)
- rA=1.9
- rB=4.1
- rC=6.5
- rD=7.8
- rE=9.0
- rA=3.3
- rB=5.5
- rC=7.5
- rD=8.8
- rE=10.0
- rA=4.2
- rB=6.4
- rC=8.2
- rD=9.4
- rE=10.7
2)体躯形状が楕円形の場合
各L0、Mに対する見かけ上のバストトップの高さrの値は以下の通り。(Wは体躯幅、Dは身体の厚み。N Limitは境界値となるカップサイズ)
<L0=65>
M=1.5(W=24.3、D=16.2、N Limit:D)
- rA=1.7
- rB=3.9
- rC=6.1
- rD=7.3
- rE=8.9
- rA=2.9
- rB=5.0
- rC=7.2
- rD=8.2
- rE=9.4
- rA=3.9
- rB=6.1
- rC=8.3
- rD=8.9
- rE=10.2
<L0=70>
M=1.5(W=26.2、D=17.5、N Limit:D)
- rA=1.1
- rB=3.3
- rC=5.5
- rD=7.7
- rE=8.5
- rA=2.4
- rB=4.6
- rC=6.8
- rD=9.0
- rE=9.4
- rA=3.5
- rB=5.7
- rC=7.9
- rD=8.9
- rE=10.2
<L0=75>
M=1.5(W=28.1、D=18.8、N Limit:D)
- rA=0.6
- rB=2.8
- rC=5.0
- rD=7.2
- rE=8.4
- rA=1.9
- rB=4.1
- rC=6.3
- rD=8.5
- rE=9.4
- rA=3.2
- rB=5.4
- rC=7.6
- rD=9.7
- rE=10.2
以上のように値が導かれました。
<5.結論>
結論からいうと、前回の式から、大きく逸脱する事はありませんでした。前の式は破たんする条件がありましたけど、その範囲の数値があまりなかったってことでしょうか。
また、2つの式の適用条件となる境界値が、B〜Cあたりで見られるらしいことがわかりました。
実際の形状により近いのは、1)体躯形状が長方形の短辺が半円形状の場合 のようです。楕円の場合、L0=75で、体躯幅が30cmを越えちゃったりするので。
例として、いま、目の前に、ティッシュの箱があります。ちょっと大きめのやつ。横から見ると正方形くらい高さのあるやつ。
これ、サイズが、
・幅W:25cm
・奥行きD:12cm
だったりします。これに上式(半円形状)を当てはめると、境界値は r0 = W/4 = 6.25、W : D = 約2.1 : 1 だから、
L0 = 12 × (4.2 - 2 +π) = 64.1・・・L0 = 65 あたりの比率となる。
r0 = 6.25のとき、
L1=64.1/2 + 12 + 2×6.25 + π×6.25 = 76.2
N = L1 - L0 = 76.1 - 64.1 = 12(≒ B )
ので、このティッシュの箱と似た体躯幅、奥行きを持っている場合、
「直径13cmのボール(ソフトボールよりも大きいです)を半分にしたモノが直接くっついてても、サイズは『B』」
ってことになります・・・ソウナノデスカ!!!(°д°)
・・・やはり、実際の立体形状は、半球で近似してはいけないですなぁ・・・。やはり重力による形状変化を考慮して、
上半分:1/2円錐形状
下半分:1/4球形状
とする方が、イメージ的に近いようです。このとき、L1は、一番ピークのポイントの長さになります。
(立体形状を半球とすると、B〜Cで谷間が現れ始めるのですよ?)
実際の谷間の出来具合い(笑)は、前にせり出してくる量dLに比例するんでしょうけど。
また、今回の式を導き出した事で、「不自然な谷間」が何となくわかるような感じになりました。
・・・C以上でないとdLが適用されないことから、谷間が発生するには、それくらい必要で、
また、r = r0 + dL ですから、横から見たときの高さがそれなりに必要で。
つまり、前にせり出している量が少ないにもかかわらず「谷間クッキリ」ってことは、
「・・・ドウイウコトデスカ???(°д°)」
ということが推測できる、ってことかと。
あと、体躯形状によっては、サイズA〜Bにおける高さrの値が、本当に小さい値(2cm以下とか)とかになってます。
この場合の補正式も改めて考える必要があるのかなぁ、と思います。
(あくまでも横から見たときの高さであって、断面形状が想定した形では破たんする場合、このrの値は意味をなくします)
・・・でも、どう補正したら良いのかなぁ...ちょっと考えてみるです。
<6.で・・・自分がナサケナイ・・・(;´д⊂)>
う〜ん・・・イロンナ意味で、本当にこれでよかったのかなぁ、と思う。
実際には、身体の幅以上に横に出ている人もいますし、体躯形状だってイロイロあるだろうし・・・。ただ、それを補正するのは、考えただけで大変そうだったので止めました。
まぁ、「前に突き出る」と言うのは、前屈みになった時の形状と思っていただければと思います。
ってか、これを計算するようになってから、街中を歩いていると、女性の胸を、つい見てしまうようになった・・・しかも、
「(自分の計算式に当てはめて)だいたい、何カップだろうか・・・」
と頭の中で計算しつつ・・・ダメダメ人間誕生デゴザイマス(;´д⊂)
(そのうち、人数をカウントしはじめて、統計とかとったりして・・・さ、最低やん、あたしって・・・・(;´д⊂))
最後に。ここまでイロイロやりましたが、まぁ、
「アホなことをやった上、アホな性癖まで告白して、ネットに晒しているなんて、『アホ』を通り越して、人間として『ダメダメ』じゃね〜か」
と我ながら思った・・・ほんと、「ダメダメ人間」ですね。あたしって。
この回の続きは、
「では、どうやって大きくすればいいのか?」
で行こうかと・・・これから調べる話なので、とうぶん先の話ですけど・・・。
・・・っつ〜か、そんな事調べてドウルスノダ!!!(°д°)