「ネット・ユーザーの8割はボットを知らない」、IPAがセキュリティ意識調査
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060426/236367/
国民の何パーセントが、「交通事故の実際の悲惨さ」を実体験のように知っているだろうか?
知識としては知っているかもしれない。でも、その悲惨さ、悲しみ、辛さは、実際に経験した人でないとわからないだろう。
交通事故と比較するのは気がひけるのだが、「ネット上の脅威」もそんなもんだと思っている。
「ネット上に、なんかあやしいモノがあるらしい」という知識は知っていても、その実際については無知なのだ。
自分が実際に被害に遭うまで、それが身近に、自分にも降り掛かってくるものだとは想像できないのだ。
セキュリティに関わる人間は、「一般の人の認識はこの程度のものだ」という事実を認識した上で、
「では、彼らを守るにはどうしたらいいのか」を考えるべきではないかと思う。
あれだけ情報漏洩を引き起こしているWinnyというアプリケーションのユーザが、いまだに40万人以上いる、ということからも、
「危険な事は他人事。自分の身にそんな事は起きない」
と盲信している一般人の心理は理解しておいた方がいい。(もしかしたら、そんなニュースすら知らないのかもしれない)
つーか、普通の人は「IPA」という組織の存在すら知らないと思うんだが、そのあたりはどう思っているんだろうか。