IPAが“Winnyウイルス”の亜種を警告,「Shareでも感染を広げる」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060428/236574/
「Shareによる情報漏洩」がニュースになった時点で、こういうウイルスが作られる事は想定の範囲内ですよね。普通に考えて。(というか、あたしは、ごくごく普通に想像できたんだけどね)
で、ほとんどの利用者は、その危険性を知らずに使い続ける、ってこともね。
・・・だから、この手の報道は難しいんだよね。攻撃者に有利な情報だけを提供して、被害者に真意が伝わらない可能性が高いから。
ほんと、「レベル4 致死性ウイルス」(ISBN:4152081724)や、「ウイルスハンター」(ISBN:4152081023)に出てきた、いくら説明しても、エボラ出血熱を理解しようとしない住人が感染被害に遭っている風景と重なってしまうよ。
上記2冊は、IT系セキュリティに携わる人の必読の書だと思ってます。
「ウイルス感染からPCを守る」ことは、「(現実の)ウイルスに対する公衆衛生の手法」と重なる事が多い。また、「利用者とはどういう存在か」ということを知ることもできる。
・・・だから、私は、「個人個人が守ってるから大丈夫なはず」という「性善説によるセキュリティ」を信用していない。