以前、なんでかフラメンコさんで、
「人付き合いにおいて、政治・宗教・ガンダムの話は三大タブーと言われるが、ここに飯の話も付け加えるべきだと切に思う。」というエントリを読ませていただきましたが、
2ちゃんねるのとある実況スレを見ながら思ったのは、
「その人が思春期を過ごした、その人の人生に多大な影響を与えた音楽に関する話題もNG」
ということ。
・・・まぁ、そのスレで、自分も過敏に反応してしまったのだが、音楽ってのは、思い入れが意外と深くて、自分の思い入れの深い音楽」を否定されると、人格否定に近い(もしくはそれ以上の)気持ちにさせられる。
んで、難しいのは、そう過敏に反応するのは「思い入れのある曲、アーティスト」に関してだけ、なんだよね。
聞いてたけど、それほど思い入れの無い曲やアーティストに関して否定されても、「そういう考えもあるか」で済むんだけど、
「思い入れのある曲、アーティスト」に関しては、反応が激変する。
自分でも自覚できるだけにやっかいだ。その反応は理屈ではないのですよ。感情的な話なのですよ。
わかっているけど押さえられない、その「批判」に対する反抗心。
これは、もはや、宗教に近い、といってもいいかもしれない。
あたしは、無宗教というか、「いろんな神様がいたっていいじゃん」派なのだが、自分の好きなアーティストが貶されると、脊髄反射的に、
「そんなことないわい!!!」
と反論したくなる。そこに正義も論理的正しさも無い。ただ、「自分が好きな歌が非難された」ということに対する感情的な反発心しか存在しない。
なので、
「青春時代に聴いた音楽に関する話」
は、「へぇ〜それが好きだったんだ」という程度に納めておいて、たとえ自分にとって気に入らないアーティストであったとしても、その批判は止めておいた方が良い。
そんな事を思った。