「ダ・ヴィンチ・コード」に絡んだもろもろの波紋が気になって、キリスト教に関して、勉強しなおすことに。
んで、買ったのが、
・グノーシス 古代キリスト教の異端思想(ASIN:4062583135)
・禁じられた福音書 ナグ・ハマディ文書の解明(ASIN:4791761707)
・ユダの福音書を追え(ASIN:4931450601)
・・・全部、キリスト教異端派関係の本ばっかり(笑)
いや、一応、正統派として、新約聖書(新共同訳)も買ったのよ。
でも、正統派を読むと、「この考えはどうなんだろう?」って疑問に対する解は載ってなくて。
むしろ、異端派の本の方が、「こういう考えは、こういった意味で異端視された」って、異端である理由が載っているんで、正統派の考えも理解しやすいんだよね。
理屈じゃなくて、単なる力関係で負けたから、異端視されただけ、とか。
「正統派」が「正統派」である理由が、ぜんぜん正当じゃなかったりするしね。
「正統派」の教義の本には、そのあたりの汚い部分が書かれてなさそうなんで、とりあえず、異端派の本を買ってみた。
・・・まぁ、「ユダの福音書」が「グノーシス派によっている」らしいので、その辺の興味もあったので、グノーシス系の異端派の本を買ってみたわけなんだが。
キリスト教の成立年代とか、歴史を考えると、キリスト教ってのは、「人間イエス」の「言葉」よりも、「神の子イエス」の「存在そのもの」を重要視しているようだし。
・・・大事なのは、ナザレのイエスが話し、実践した教えそのものだと思うんだがねぇ。イエスの存在そのものを神聖視するから、偶像崇拝や聖遺物崇拝になっちゃって、教えが歪んじゃったんだろうねぇ、と勝手に予想してみる。
その意味で、マルティン・ルターの宗教改革は、共感できるんだよな。
- 作者: ハーバート・クロスニー
- 出版社/メーカー: 日経ナショナル ジオグラフィック社/日経BP出版センター
- 発売日: 2006/04/29
- メディア: 単行本
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