サッカー日本代表:オシム監督、ジーコ流に苦言
http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/soccer/worldcup/news/20060703spn00m050010000c.html
非常に正しい現状認識だと思う。
「日本人は自分たちがトップの仲間だと勘違いしている。できるサッカーと、やろうとしているサッカーのギャップがありすぎる」。地元開催だった02年日韓大会で16強入りしただけで、安易にさらなる躍進を望むことは間違いであると指摘。さらに、圧倒的な個人レベルの高さがなければ成し得ない、自由な発想のサッカーを求めたジーコ監督の方向性にも疑問を投げかけた。
日本には日本に適したサッカーがある。それがオシム監督の考えだ。「身長は伸ばせないし、補えない部分はある。それなら違う方法でステップを踏むのが正しいこと。背の高い選手をそろえてもうまくいくとは限らない」。体格やフィジカルがすべてではない。それは小柄な選手が多い千葉で実践した「考えながら走るサッカー」の実績が証明している。
「日本人特有のいいものがあり、日本の道を見つけることが大切だ。日本人の特徴を生かせるメンバーを集めてやるべき」。指揮官がしばしば口にする勤勉さとスピード、アジリティー(敏しょう性)こそが日本人の武器。すでに指揮官の頭の中には、目指すべき日本代表チームの姿がしっかりとできている。
こういう認識もできずに、全てが終わってから、「フィジカルの弱さが問題」といって辞めた監督の、「監督としての資質」の問題について、そしてその監督を選出した経緯について、なんで、誰も批判しないの?
自らの無能さをさらけ出すだけさらけ出したあのワールドカップの結果について、なんで、真っ向から批判しないの?
そのくせ、オシムの初采配で苦戦したら、すぐに「オシム叩き」が始まるんだろうな。
「なんで○○を代表に選ばなかったんだ」とか「選手起用が不明瞭」とか「システムがあいまい」とかね。
あのオシムだって、ジーコに汚されまくった今の日本代表の泥垢を落とすのには、当然時間がかかる。正直、8月から始まるアジアカップの予選、最初は苦戦すると思っている。
それでも、一年で、ジーコジャパンより、はるかに、「強さ」を、「可能性」を感じられるチームに変貌させてくれると思うよ。オシム監督は。