風邪引いて、また、 リズム崩して夜に眠れなくなったのがきっかけで、時間つぶしに、また読んでしまった(笑)
荒山徹著、「十兵衛両断」
いや、もうね、この面白さは、なんと表現していいのかわからない。
たぶん、普通の時代物が好きな人が読んだら、拒否反応を起こすだろうなぁ、と思う。
だって、一言で言えば、その内容が「むちゃくちゃ」なんだもの(笑)
石川賢先生によって描かれた「柳生十兵衛」を、「歴史上の柳生十兵衛」として見れるか(少なくとも、「そういう解釈もありだよなぁ」と笑って受け入れられるかどうか)という、読み手の感覚によって受け入れられる人もいれば、「こんなのは歴史小説ではない!」と拒否反応を示すかどちらかだろう。
・・・つーか、この「十兵衛両断」、ジャンルとして「歴史小説」に分類できるのかも怪しい(笑)
山田風太郎の忍術ものや、隆慶一郎の「実はこうだった」的な歴史改ざん小説が楽しめる人なら、面白く読めるとは思いますけどね。
積読状態の本が沢山あるってのに、一度読んだ小説を、また改めて読んでしまう。
・・・そりゃ、読んでない本の冊数が減るわけも無いわな(笑)