廊下を歩いていたら、ゴソゴソと動く黒い物体が足下を。
「これは、究極生命体G!!!((;゚Д゚)」
しかし、今のあたしは、2年前のあたしとは違う。無防備な状態でもなく、対G用の兵器は常備済みだ。
もちろん、常備兵器は、
「ゴキジェットプロ」
さぁ、今こそ、その威力を、究極生命体Gに見せつけるのだ!
アタッチメントを装備し、遠距離仕様にして狙いを定める。(<<<ヘタレ(笑))
一回目の攻撃。相手はかなりのダメージを受けたようだ。まだ生きてはいるが、動きが緩慢になり、逃げる事さえおぼつかないようだ。
二回目の攻撃。Gはひっくり返り、移動不可能に。足が動いているところみると、完全沈黙までは達していないが、機能のほとんどを停止させた模様。
三回目の攻撃。もはや死にかけているモノに対して、「無慈悲である」とも言えるが、ここから復活するとも限らない。念には念を入れ、三度目の照射。これで、Gは完全に沈黙をした。
恐るべき威力である。「瞬殺兵器」の名は伊達じゃない。Gに逃げるいとますら与えずに作業が終了した。
見ると、暑さのためか、廊下からベランダに通じるドアが開け放たれていた。
やはり、窓等を開けていると、そこから侵入される確率が高いようだ。
暑いのはわかるが、Gの侵入を防ぐ意味でも、戸締まりはきちんとしておきたい。
侵入され、目の前に現れてからの防御・攻撃では、後手にまわりすぎるのだ。出来うる限り、「侵入されない対策」を実施すべきである。
2年ぶりの対戦は、非常に冷静に、そして非常に冷徹に、その職務を遂行することができた。
それは、Gが得意とする込み入った環境でのゲリラ戦法(どこにいるのか、どこから攻撃してくるのかがわからない状態)ではなく、オープンスペースに単独で行動をしていた、Gのうかつな行動が、わたしの心に安心感を与えたためだろう。
今後のG対策のためにも、「侵入されないように防御をどのように行うべきか」を検討すべきなようだ。
わたし個人、殺生は出来うるだけ避けたい。「ゴキジェットプロ」および「アースレッド」の使用は出来うる限り避けたいのだ。
さて、今年の夏は、Gとの戦いになるのだろうか。それは、まだ予想できない事ではある。しかし、予断は許されない。
とりあえず、環境の浄化を目的とするために、「アースレッド」を一度使用するべきか・・・。