いわん がネット上のNEWSを元に好きなことを書いてるだけの日記です。

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うつにっき:ショック。かなりショック。





とあるブログのコメント欄で、


Si原子の直径が4.2Aなそうな。



という記述を見かけた。

「A」の読み方を忘れていた。読めなかった。さっぱり思い出せなかった。高校〜大学時代なら、間違いなく一発で出てきた単位なのに。その事実だけは覚えていたのに。衝撃だった。一瞬、自分の頭がおかしくなってしまったのかと思った。

知っていた、確実に覚えていた単位のはずなのに。

その衝撃で心が凹み、しばらくして気持ちがなんとか回復してきたところで、哀しみにくれながらググって調べた。ググってしまった。結局、思い出せなかったのだ。その単位の名称を。



「A」(正確には「A」の上に小さく丸が書かれる)の読みは、以下の通り。



オングストローム

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A0




1A=0.1nm。だいたい、原子の振る舞いを示す場合に出て来る単位。SI単位系じゃないけれど。中学時代には知っていた、知っていた「常識」レベルの知識だったのに。



こういった、高校〜大学時代の自分にとって「常識だった」知識が、歳とともに失われて行く・・・失われて行くのか・・・。



アルジャーノンに花束を」において、チャーリィ・ゴードンが、絶頂までに達した自身の能力が失われていく、という描写が示していたのは、まさにこういう感覚だったのか。

あの小説に記述されているように、知識が失われる事は、何物にも堪え難く、「イライラする」。このイライラが堪え難い。何よりも「知識/知恵を失う」、「自分自身」が「一番許せない」。



「うつ」で新しい知識を得るのが困難な状況で、この病気は、さらに、過去に得た知識さえも奪うのか。これほど、哀しく、恐ろしい事はない。





アルジャーノンに花束を

アルジャーノンに花束を



そんな今の自分にこの本は読み返せない、救いようのない、哀しい、哀しい物語。しかし、この物語が産まれたのは一つの「奇跡」だと思う。

これは文庫で読むべきではない。ハードカバーで読むべき小説だ。











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