これ。書き下ろし小説。
- 作者: 荒山徹
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/02/27
- メディア: 単行本
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もうね・・・ネタバレは書かないがなぁ・・・「躇錯剣(ちょさくけん)」とかいってんじゃねぇよ!!!ヽ(`д´)ノ
これは酷い小説だ。良い意味での「酷い」よりも、悪い意味の「酷い」成分が多い。
一応、単純に解説すると、91歳の剣豪が暴れる小説。結局のところ、このジジイが主役なのか、もう一人が主役なのか、どっちだかよくわからない。つーか、もう一人の主役の嫁(ジジイの孫娘)の名前で音を立てて吹き出した。「それはねーだろ!」と。
荒山時空としては、「柳生陰陽剣」、「柳生薔薇剣」、「柳生百合剣」に連なる時空空間なので、それを先に読んでると・・・楽しめるか?楽しめるのか?まぁ読んでおいた方がいいかもしれない。怒りは増すかもしれんが。
「十兵衛両断」も先に読んでおいた方が良いけど、あれは二つの時空が入っているから混乱するかも。
(「十兵衛両断」は、単一時空と捉えると時系列がかなり破綻します。あれは、2つ時空間がある短編集です。)
・・・ま、それを言ったら、「柳生陰陽剣」との整合性の問題もあるんだけどな・・・ほんと、思いつきで書くな。荒山徹!
ま、これらよりも先に読んでおいた方が良い小説があるのだが・・・それを書くとネタバレになりかねない、そんな話。
まぁ、「荒山徹」を読もう、としている人なら、たぶん読んでいる小説だろうから、特に気にしなくて大丈夫だろう。
それにしてもこの小説は「酷すぎる」。