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みちのく怪談コンテスト、自己ボツ作その3。





2010/09/18/10:30をもって、みちのく怪談コンテストの応募が締め切られました。

あたし作品はこの三作品

投稿しなかったボツ作品の中から、



「あー、これ、本当に、どこにも出せないわ」



という珠玉の(?)作品を公開。

三本目はこれ。(一本目はこちら。二本目はこちら。



深淵からの呼び声/いわん


夏休みを利用して、岩手県にある有名な安家洞という鍾乳洞を見に行った。予定してた時間より若干遅れたものの、その荘厳な美しさに目を見張り、一緒に行った連れ合いもその美しさに感動したようだった。その意味において、今回の旅はおおむね成功だったと言っていいだろう。そして、夕食に山海の幸を堪能し、非常に満足する一日目が終わった。



ゴゴゴゴ……と小さな、ほんのかすかな地鳴りのような音が睡眠中の私の耳に届いた。なんだろうと思い、目を開け、横で寝ている連れ合いをみるが、全く気づいた様子もなく、ぐっすりと眠っている。気のせいかと思い、再度横になるが、やはり聞こえる。どうにも気になって眠れない。起き上がり、意を決して、その音の正体を探ってみる事にした。地面に耳を当てながら、音の方角に見当をつける。どうやら、昼に見た鍾乳洞の方向らしかった。確か、あそこは、夜間閲覧禁止だったはずだが。好奇心と散歩がてら、鍾乳洞の方を目指してみた。最近は田舎とはいえ整備されてきたのか、街灯があり、夜であっても、鍾乳洞の入り口まで容易に辿り着くことが出来た。やはり、あの音はここから響いていたものであったらしい。さすがに灯りのない鍾乳洞の中に入るのはためらわれたが、入り口を覗いてみると、鍾乳洞の奥がぼんやりと光っていた。こんな夜中に誰かいるらしい。複数の人間の声がする。ここからでは遠くてその姿をはっきり見ることが出来ない。彼らは何やら呪文めいたものを唱えていた。そして、突然、

「いあ!いあ!」

と全員の唱和が鍾乳洞全体に響いた。

私は、恐怖に身を震わせながら、その場から急いで逃げ出した。どうやって帰ったのかも記憶は定かではない。とにかくその場から逃げ出した。あの言葉の意味は知らないが、もう二度とあそこには行きたくない。





どうだ、これ。「どこにも出せない」だろ、安直すぎて。

個人的に「アレ」系の話を書いてみたくて書いたわけだが、どうにも「直接的すぎて」モニョモニョした。

その「モニョモニョ感」が拭えなかったのでボツに。

でも、「コレ」系の話の投稿はあんまりなかったですね。もう少しいると思ったんだけど。

まぁ、「コレ」系は、もうちょっと勉強してから再度チャレンジしてみたいと思います。「クトゥルフ神話」って実はあんまり知らなかったりする(笑)

とりあえず、「ボツ作品公開」は、ここまでで一区切り。まだまだボツ作品はあるんだけどね。それは、機会があれば、また。「ボツ作品」は、今でも修正してるし。

来年に向けて、書き溜めておきます。



ラヴクラフト全集 (2) (創元推理文庫 (523‐2))

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