変な人に、その人をおちょくるように絡むと、フォロワーが増える。
不健全だ。だが、「フォロワーを増やしたい人」にとっては、止められないことなのだろう。しかし、不健全だ。
この延長に「炎上マーケティング」という考え方があるわけだ。極めて不健全だ。
さて、では、これをどうやったら止められるのか。そういうことを考えるのも「セキュリティ」というものなのだが、いわゆる「ITセキュリティの専門家」が、この手の問題を議論している話はあまり見た事がない。(あたしの観測範囲外で行われているのでしょうが)
「セキュリティ」≠「ITセキュリティ」なのだがなぁ。「ITセキュリティ」の人が、「社会的なセキュリティ」に言及する事って少ないよな。「IT系技術(しかも特定の言語なり環境)のみに特化したセキュリティ」の議論は、果たして、「社会的なセキュリティ」の向上に直接的に繋がるのか、という疑問。
まぁ、「サーバが安全になると、利用者も安全に使えるよね」という直接的な向上はあるんだけれど、そういう意味ではなくてさ。
なんか、やたらと「それは間違いでしょ!」と、とある分野に絡んでいる人をおちょくっているときに、そんなことを感じた。
そういや、昔、「ウイルス罪」に関して、高木浩光先生に絡んだのだが(「この法律案だと、拡大解釈が起きて、ヤバいことになる!」とか言って絡んだ)、「そういう法設計になってません。そんなことは起こりません」と一刀両断された。けれども、「ウイルス罪」関連の初摘発は、ウイルスでもなんでもないブラクラだったんだよね。でも、「ブラクラはそれには当たらない」とか解説されてたような。
ウイルス供用罪で初の摘発 ブラウザクラッシャー送信の男逮捕
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1111/02/news051.html
高木先生は、ツイートで、「それってどうよ?」と解釈される発言をしているのだよね。
ウイルス供用罪、初適用はなんとブラクラ!様々な指摘まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2132022891765649901
「そういう法設計になってない!」と豪語していたのは、どこのどなたでしたっけ?(´・ω・`)と思わずにはいられなかったんだ。なにこの「なんでこんなことになったの?(他人事)」なツイート。(高木先生は「ウイルス罪」関連の法案を審議する場でその定義等も含めた発言を求められた、法律作成に深く関わってた人なので。その他人事のような態度はどうなのよ!?と思った。)