問題の絵は、これ。
この絵は、全然「伊藤若冲」の絵ではない。鳥(孔雀)が、まったくもってこれまでの伊藤若冲の描き方ではない。
伊藤若冲は、「鳥」という題材になみなみならぬ情熱をかけていた。例えば、これである。
でも、世界的若冲コレクターであるプライス氏は、「鳥獣花木図屏風」を「若冲の最高傑作」と言っている。
「お前、若冲の魅力、素晴らしさを何も理解してないだろ」
と本気で思っている。でも、この絵を「若冲の真作」と認めないと、彼は自分のコレクションを公開しない。もうどうしようもない「バカ」だよね(´・ω・`)
というか、普通に若冲の絵柄や、対象に対する偏執的な性格を考えたら、「鳥獣花木図屏風」の白いゾウを、「あんな適当に描かないだろ」と、自然に理解できるんじゃね?ジョー・プライスは、なんでその程度もわからないのだろう?(´・ω・`)
- 作者: 狩野博幸
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2000/07/24
- メディア: 単行本
- 購入: 19人 クリック: 270回
- この商品を含むブログ (62件) を見る