にっき：読み終わったよ！ヽ(・∀・)ノ

これ。

仏教思想のゼロポイント: 「悟り」とは何か

魚川祐司著「仏教思想のゼロポイント」。

面白かったです。

改めて、「仏教の基本は上座部なんだなぁ」と思った。

その裏返しとして、「善人尚もて往生をとぐいわんや悪人をや」もまた真の「一つ」なのかなぁ、とも思ったり。



個人的に、仏教ってのは、「この世のシステム」を説明したものであって、信じようが信じまいが関係ない事だと思っているんです。それこそ、科学と同じ。重力を信じていようがいまいが、すべての物質に重力が働くように。

だから、「特定の神を『信じない』といけない」宗教については、嫌悪感を感じてしまうんですよね。信じようが信じまいが、神はそこにいる。システムはそこにある。一神教ではなく、神道に心引かれるのは、神道の場合も「信心」はあまり関係ないから。神様ってのは「気まぐれ」なんですよ。基本的に。

その意味で、この本は、自分の「仏教観」を改めて見直す良書でした。