なんでか、「谷間 できる カップ」ってゆ〜検索キーワードでアクセスしてきた人がいた。
そういえば、昔、こんなことや、こんなことを書いたっけ。
夏、っちうこともあるので、
「谷間ができるカップはどのくらいからか」
ということを簡単に書いていきたいと思った。
<改めて、カップサイズの基礎式>
以前書いた計算式より、
・L1=L0/2 + D + 2(r+d) + πr : r<r0(r0=W/4)
・L1=L0/2 + D + 2r0 + πr0 + 2dL : r≧r0(r0=w/4)
となる。
ここで、
W:体躯幅
D:体躯厚さ
L0:アンダーバスト
L1:トップバスト
r、r0:バストカップ半球の半径
d:体躯中心からバスト半球までの距離(=r0-r)
dL:バストカップ半球が前方にせり出している長さ
の各値です。カップサイズは、N=L1-L0 で表されます。
上式において、dLが発生すれば、単純に谷間が生まれるとします。
dLが発生するのは、およそカップサイズDからになります。
しかし、dLはあくまでも、トップバストの周囲における値なので、トップバスト部分までを晒さないと谷間が見えないことになります。
実際は、そこまで胸元を強調した服は少ないわけで。
また、胸の上部(デコルテ)がどのような形状になっているかでも変わってきます。
そこで、今回は、
・谷間が発生する部分を、トップバストと胸の始まり部分の中間点とする。
・デコルテ部分を側面から見たときの断面形状は三角形とする。
・dLが発生した点を、「谷間の開始点」とする。
上記3つを条件として、
「谷間が発生するカップサイズはどこからか」
を計算してみたいと思います。
<計算してみよう。>
デコルテ部分の長さ(高さ)は、以下のリンクを参考に算出します。
バストアップにチャレンジ
http://diet.apricot.co.jp/beauty/bustup/
理想のバストは喉の下の鎖骨と鎖骨の間にあるくぼみと、トップバストを結ぶ三角形が正三角形であること。 これがバストを支えている大胸筋や皮膚が衰えるとバストの位置は下がってくると、二等辺三角形になってきます。
よって、デコルテ部分の長さLd=√3 × r0とします。
谷間発生点は、Ld/2=1/2 × √3 × r0となります。
デコルテ部分の断面は直角三角形ですから、
r0+dL : Ld = dL : Ld/2
となり、
√3 × r0 × dL = 1/2 × √3 × r0(r0+dL)
2r0 × dL = r0^2 + r0 × dL
dL = r0
となります。
これが、デコルテから半分の部分で谷間ができる境界線になります。
つまり、トップバストが前方にせり出している長さ(dL)が、体躯幅(W)の1/4(r0=w/4)より大きい場合、デコルテから半分の部分で谷間ができる事になります。
この条件にあてはまるカップサイズは、以前算出した値より、
・およそF〜G
となることがわかります。(Eはぎりぎりで足りないくらい)
これは、言い換えると、
・鎖骨から、バストトップまでの中間点で谷間が出来ている場合、カップサイズはF以上と推定できる。
ということになります。
中間点より上で谷間が出来ていれば、より大きなカップサイズ、中間点より下であれば、より小さなサイズである可能性があります。
そのおおよその値は、デコルテを構成する斜辺の方程式
y = -(√3 r0 / (r0+dL)) x + √3 r0
より、以下の式で求められます。
dH = √3 r0 - √3 r0^2 / (r0+dL)
ここで、
dH:トップ位置から、谷間までの高さ。
となります。
上式より、dLが小さいほど、トップバストに近い位置で谷間が発生することがわかります。
また、トップバストの位置において谷間ができる(dLが発生する)のは、D以上からなので、谷間がない場合はC以下であるとも推測できます。
<結論。>
このFlashの名言から。
「女の人を胸で判断するのは、良くない事ですよ〜」