ソフトウェアのSaaS化が進行中
http://slashdot.jp/it/07/07/28/2358206.shtml
「SaaSプロバイダーは過去のASPの失敗を繰り返さない?」──Web 2.0がASPを変える
http://www.computerworld.jp/news/sw/34281.html
一つは、一年ほど前の記事ですが。
あたしは、「Web2.0」とか「SaaS」とかは、眉唾物としか思ってなくて。
というか、それ自体は何らかの形を残すにせよ、提供する側が、「箱だけ準備すればあとは勝手に動く」と思っている時点で、提供する側にとって「おいしい」ビジネスにはならないと思ってます。
また、「SaaS」のように、提供者側に「機密データを渡しかねない」仕組みは、セキュリティ上もアウト。
カード会社の顧客情報管理が一社にアウトソースしていたために、甚大な被害を生み出したのを、もう忘れているんでしょうか?
データの互換性をとるためには、同じ会社を利用するか、同じサービスを利用している会社を選択しなくてはならない。で、その「SaaS」にクリティカルなセキュリティホールがあったら、利用者全てが否応無しにターゲットになる。しかも、そのコントロールをユーザ自身で行えないのだ。
そんなリスキーな仕組みを、誰が利用するんだろうか? CIOの立場なら反対するだろ。
その意味で、「Web2.0」にも「SaaS」にも、多大な期待はかけていません。
一時流行っておしまいになるだろうなぁ、と思っています。
同じ意味で「仮想化」したサーバをビジネスで提供するにはリスキーだと思ってます。