今年も始まりました。「みちのく怪談コンテスト」。
うむむむ(´・ω・`)今年は二番槍だったか。それが一番口惜しい。このコンテストでは先鋒を勤めたかったのだが。
ちなみに今年の応募作は以下の三作。
「遺伝子」
http://d.hatena.ne.jp/michikwai/20110916/1316180176
「雪質」
http://d.hatena.ne.jp/michikwai/20110916/1316180217
「思い出」
http://d.hatena.ne.jp/michikwai/20110916/1316180289
「遺伝子」と「思い出」が、何を示しているのか、そのことに気づくのがどの程度いるのかが楽しみではある。
「遺伝子」は、伴性遺伝の理屈と「お母さん」の由来を、
「思い出」は、ある東北の妖怪(民間伝承)の逸話を知らないと、
「何の話だ?どこが怪談だ?どこが『みちのく』だ?」
という内容になっていると思うのだ(少なくとも本人はそのつもりで書いた)。さぁ、書評を期待する事にしよう。「怪談が好き」なら知っていて当然のネタなのだから(笑)
「出て来た怪異の正体はわかるけれどもつまらない」と言う評価は甘んじて受け入れる。が、「何を書いているのか意味が全然わからない」という評価は、「勉強不足」と言い切る。「遺伝子」と「思い出」は、そういう作品。その程度の自負はある。「読み手に前提である知識があるものとして書いた」作品だからだ。故に、「何を書いているのかわからない」というのは、その「有名な東北の妖怪」の由来すら知らない、という事になる。
「雪質」は、ちょっと、東北在住の人には不快な思いをさせる作品かもしれない。でも仙台と札幌の両方に住んだことのある経験がある人間からすると、「雪質」に関しては、素直にそう思う。「仙台の雪」は「重くてうっとおしい」んですよ。気分を悪くさせたら申し訳ない。
あと、とりあえず、来年用の一本は準備完了(本当は「思い出」の代わりに応募する予定だった)。あと二本をどうするかで試行錯誤中。ぼんやりとしたアイデアは浮かんでいるのだけれど。