過下郎日記さんより。
[非モテに捧げる駄文]6「教養」としての「オタク」
http://d.hatena.ne.jp/hazama-hazama/20050824#p1
おおむね同意、ってか、自称「非モテ」に対して、あたしが書こうと思っていたことがすべて不要になるくらい、まとまってて、面白い内容。
あたしも、こういう文章を書かないと駄目だよねぇ。
ってか、「もう書かない」とかいいながら、また、この問題について書いてるよ、あたし。ダメだねぇ、我慢できない性格で。まぁ、ちょっと言いたくなったんだ。聞きたくなったんだ。
でも、どうせ、また、真意がねじ曲げられて届くに違いない。でも、それは、あたしの文章による伝達能力が足りてないからだ。きっと。
さて、ここで、id:hazama-hazamaさんは、「『負け』は『負け』と認めたらどうだろう」と言っている。その後続けるように、「その『敗北』は自分にとってあまり意味はない」と。
端的に言って、これが、「恋愛至上主義」という呪縛から逃れる方法だと思うんですが。脱・恋愛至上主義。「モテ／非モテ」の二元論からの脱出。一部の自称「非モテ」には、そういう変革もあるんだ、ってことに気付いてほしい。ってか気づいているか、さすがに。
ってゆ〜か、一部の自称「非モテ」さん、単なる「恋愛至上主義者」としか感じられないんですよね、彼らのこれまでの言動を読めば読むほど。
その一部の自称「非モテ」さんに聞きたいのは、「あなたは、恋愛至上主義者なんですか？」ということだったりする。
ちなみに、あたしは、「非モテ」≠「オタク」だと思ってます。「オタク」の中にもモテモテがいるだろうし、自称「非モテ」がみんな「オタク」とも思えない。同様に「非モテ」≠「コミュニケーション不全者」ですね。自称「非モテ」が「非モテ」を自称するのは、「オタク」が原因でも、「コミュニケーション不全」だけが原因でもないように思ってます。それが原因の一部になっている人もいるだろうけど、それがすべてじゃない。
じゃあなんなんだ、ってことになるわけですが、自称「非モテ」が「非モテ」を自称して騒いでるってのは、やっぱり、「恋愛至上主義者」だから、ってことなんじゃないのかなぁ、と。その世界の尺度でしか人間関係を考えられない、自称「負け組」。ちっさい世界で、負けを感じてる人たち。そのなかで「勝ち組」になりたいから、「ちょっとのチャンスで、すぐにがっつく」。「恋愛至上主義」のなかで「勝ち組」になりたい「負け組」。しかも、自分では「恋愛至上主義」を否定しているから、そこで勝ち組になるメソッドも素直に使えず、さらに、自分の考え方が「恋愛至上主義」に首まで漬かっているのに気付いてない、って感じ。
「恋愛至上主義」を捨てれば（というかそこから脱却できれば）、もっと、いろんな世界が見れて楽しいと思うんですけどねぇ。勝ち負けを感じる事も無く。もしくは、別の世界で勝ち組になったっていいし。（個人的には「勝ち組／負け組」という表現は好きじゃないんですが。なんにでも「勝ち」「負け」をつける必要なんてないでしょう）
「オタク」や「コミュニケーション不全」の人たちだって、社会的に抑圧されてきて、苦しみにまみれた生活のなかだけで生活してきたわけじゃないでしょう？（もちろん、そういう人もいる可能性は否定しませんが、それをここで話すと、話がややこしくなる（というか、自称「非モテ」がそこに逃げる）ので、おいておきます）
何も、「恋愛をしなければ、何も始まらない。人生空しいだけ」なわけじゃないでしょう。違うの? 空しいの？
（確かに、「恋愛」をした方が、より楽しい世界ではあるかもしれないけど、でも、それは「恋愛至上主義」にならなくたって体験できるし。「恋愛至上主義者」だけが「恋愛」を経験できる、ってわけでもないし。）
「恋愛至上主義」を捨てるためには、まず、それを認識することが必要なわけですが、一部の自称「非モテ」さんは、自身がそれにとらわれていることに、気がついているんですかねぇ？
っつ〜か、ネット上で、名無しでもなく、「わたしは『非モテ』なんだ！」って言えるだけ、余裕があるなぁ、と思うわけですよ。
本当にそのことで抑圧されてたら、そんなこともできませんよ。その中で自分が生きる事で手いっぱいで。
（まぁ、一部の人は、「非モテ」として抑圧されて溜まった鬱屈を、ネットに吐き出しているみたいですが。）
それだけ余裕があるなら、自分でどうにかできるんちゃうかなぁ、とも思ったり。
・・・なぁんてことを書くと、また、「非モテ」派や「非モテ」擁護派の人たちにつっこまれたり、罵倒されたり、「勉強不足！」とか言われたりするんだろうなぁ（笑）
まぁ、何度もいってますが、これを書いているあたしも、分類上は、「非モテ」で「オタク」。ってか、他称「変人」ですからねぇ（笑） こ〜ゆ〜考えも一つの「非モテ」の意見として受け止めていただかないと（笑）
ただ、本人は「恋愛至上主義」なんてモノの存在を知らなかったくらい、恋愛に必死ではなかったので、それに囚われることなく、「変人」街道を歩んでます。
で、今は、一応、社会人としても生活はできてたし（今は「うつ」で、社会人とはいいがたい生活をおくってるか（;´Д⊂））
学生の頃も、社会人の頃も、それなりに人を好きになって、自分から告白した事も、もちろんあります。当然のようにフラれたけど（笑） それでも、まぁ、（多少は引きずりつつも）それなりに生きてますけどね。フラれたことをいつまでも苦しむことなく、「非モテ」に嘆く事もなく、恋愛経験が乏しい事を悲しむ事もなく。自分なりの楽しみを見つけてますし。（まぁ、それが、「趣味」ってやつなわけだ）
職場で後輩から、「結婚しないんですか？」って聞かれても、「相手いないのにできるわけないでしょ（笑）」と、笑って返してますし。それを「ラブハラスメント」なんて思うこともない。いちいちそんな言葉にかまってられないでしょ、向こうに差別意識が感じられなければなおさら。その程度のことですよ、あたしにとって、恋愛とか結婚とかって。もちろん、「それって人によっては『セクハラ』発言になるから、あんまり言わない方がいいよ」と一言、言っておきますけれど（笑）
みんな、違うの？・・・あぁ、だから、あたしは「変人」といわれるのか（笑）
（ネット上の言説では、Outside reflexさんの「幸せに生きるということ」があたしの持っている感覚に一番近いかも。仲良さげなカップル見てると、「ラブラブやのぅ(´ー｀)」とこっちも幸せな感覚になるしねぇ。）
ってか、自称「非モテ」で、何かを主張している人は、結局、どうなりたいのかがよくわからん、というのが正直なところ。「モテ」になりたいのか、今のままそっとしておいて欲しいのか、「非モテ」であることの鬱屈をどこかにぶつけたいのか、「モテ」になる以外の救いの手（？）が欲しいのか。一人一人の着地点が違うようで、だから、自称「非モテ」の言説が一致してない。
「非モテ」言説で、首尾一貫してるのは、「喪男」と自称している人たちの「護身」スタイルくらいだもんなぁ。
・・・それ以外の「非モテ」は、何をどうしたいのか、主張が見えなくて、いまいちどう反応するのがいいのかわからんのよね。まぁ、反応する事も「余計なお世話」なんだろうけど。
ってか、「『モテ』になる以外の救いの手」ってなんだよ（笑） 「恋愛至上主義」の中で救われるには「モテ」になるしかない。「モテ」にならないのなら、その「救いの手」は、「恋愛至上主義」からの脱却という方向からしかこないんじゃないか？
まぁ、そんな感じの事を思った。
[訂正]id:republic1963さんのご指摘により、スクールカーストに関して言及した部分を削除いたしました。関係者におかれましては、不快な記述内容でありましたことをお詫びいたします。(2005/09/12 3:30)
